
こんにちは、ふぉあぐらです。
今回は「会社に居続けるという選択は正解なのか?」というテーマでお話しします。 安定を求めて会社に残ることは間違いではありません。しかし、**今の時代における“安定”とは一体何なのか?**を考え直す時期に来ているように思います。
■ 「会社=安定」は今も有効なのか?
かつては「会社に勤めていれば安泰」と言われていました。昇給、ボーナス、退職金、年金。多くの人がこれらを前提に人生設計をしていました。
しかし現代では、終身雇用や年功序列といった“日本型の安定”は崩れつつあります。企業も生き残りをかけ、人件費をあらゆる技術で抑えにかかっています。
たとえば──
- 業務のアウトソーシング
- 非正規社員や契約社員の活用
- AIや自動化による業務削減
これらはすべて、人件費というコストの圧縮を目的としています。
■ 「人は宝だ」という価値観の変化
昭和の有名な経営者で(あえて名前は伏せる)「人は石垣、人は城」「人は宝だ」と語っていました。 確かにその時代には、企業が社員の人生を背負うような“大家族経営”のスタイルが主流でした。
しかし今、その言葉を現代の経営者が掲げ続けられるかといえば、正直なところ難しいかもしれません。
もしその経営者が今も存命だったら──時代背景の変化を前に、考えを更新している可能性は高いと私は思います。
企業も人も「変わること」が前提の社会に突入しているからです。
■ 自分が“必要とされなくなる”未来を見た
私自身、AIの急激な進歩を目の当たりにしてきました。 チャットボットや自動応答、業務自動化など、以前は人間が手作業でやっていたことが、あっという間に置き換えられています。
「このまま会社にしがみついていたら、いつか振り落とされる」
そう感じたのが、今の準備を始めたきっかけでした。
どれだけ今の仕事に慣れていても、環境が変われば“不要”になる可能性はあります。 だからこそ、会社に依存しない自分をつくる準備を始めたのです。
■ 会社に残ることのメリットとデメリット
【メリット】
- 安定収入が得られる
- 福利厚生がある
- 社会的信用(ローンや賃貸など)
- 仲間がいる安心感
【デメリット】
- 意思決定の自由が限られる
- 場所・時間の制限
- 評価や昇進が運や相性に左右されやすい
- 自分の市場価値を見失いやすい
特に40代以降になると、「これから転職できるのか?」「スキルは通用するのか?」という不安が先立ち、動けなくなることも多いです。
■ 「準備をする」という選択肢
ここで伝えたいのは、今すぐ辞める必要はないということです。 ただし、準備はしておくべきです。
- 副業を始めてみる
- スキルの棚卸しをする
- 発信力を磨いてみる
- 貯金や投資で経済的基盤を整える
これらを“社外の自分”のために少しずつ積み上げていくことで、いざというときに選択肢が増えます。
会社にしがみつかないためには、会社の外に自分の軸を持つこと。
■ 終わりに:あなたの未来に必要なのは「覚悟」かもしれない
会社に残ることが悪だとは思いません。 ただ、それが「なんとなく」だったとしたら── それは、変化を見ないふりをしているだけかもしれません。
私自身もまだ会社員ですが、辞める準備をしています。 それは「会社を嫌いになったから」ではなく、未来の自分に選択肢を与えるためです。
今の会社に残るか、離れるか。どちらも正解です。 でも、選ぶのは「あなた自身」であり、その判断には“覚悟”が必要です。
今日のこの記事が、その一歩のきっかけになれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。