
こんにちは、ふぉあぐらです。
先週の金曜日あたりから、ドル円の動きが少しざわついていました。
159円近辺まで進んでいた円安が、急に155円台まで戻り、
今日に限っては一時153円台に入る場面もありました。
ニュースを見て、正直に言うと
「あれ?もしかして…」
と、一瞬だけ期待してしまった自分がいました。
円安が落ち着く
→ 物価高がひと段落する
→ もしかして、給料も増えるんじゃないか?
頭では「そんな簡単じゃない」とわかっているのに、
生活が苦しいと、どうしても淡い期待をしてしまいます。
そもそも、なぜここまで円安になったのか

今の円安は、単純に「日本が弱いから」という話ではないと思っています。
アベノミクス以降の金融緩和、その副作用として続いてきた
金利差を利用したキャリートレード。
低金利の円で借りて、高金利の通貨で運用する。
この構造が長く続いた結果、円は「売られやすい通貨」になりました。
それが積み重なって、
気づけば「円安が当たり前」の空気ができてしまった。
個人の努力でどうこうできる話ではなく、
かなり構造的な問題だと思います。
今回の円高は「かなり効いた牽制」だった
今回の円高局面で、ひとつポジティブだと感じた点があります。
それは、
日米の両方がレートチェックを行ったこと。
「いつでも介入する準備はできている」
このメッセージは、キャリートレードを仕掛けている側にとっては
相当なプレッシャーだったはずです。
しかも、アメリカが日本の円安是正に関与するのは、正直かなり珍しい。
それだけ、この問題がアメリカ側にも間接的に影響している、
ということの表れだと思います。
短期的ではありますが、
市場への牽制としては、かなり効果があった。
これは素直に「良いニュース」だと感じました。
じゃあ、円高になれば給料は上がるのか?
ここで、どうしても出てくる期待。
円高
→ 輸入物価が下がる
→ 企業のコストが下がる
→ 余裕ができて賃上げへ
理屈だけ見ると、わからなくもありません。
実際、私も一瞬だけ「もしかして…」と思ってしまいました。
でも、冷静に考えると、
たぶん、給料は上がらない。
なぜ給料には直結しないと思うのか
理由は、シンプルです。
一度上げた価格を、企業が簡単に下げるか?
一度抑えた人件費を、すぐに戻すか?
答えは、ほぼ「NO」だと思っています。
- せっかく確保した利益を減らしたくない
- 先行きが不透明だから、内部留保を厚くしたい
- 「また何か起きたときのために」という大義名分
こうした判断が積み重なって、
結果的に賃上げは後回しになる。
円安が原因で給料が下がったわけではない。
もともと「上がりにくい構造」の中にいた。
そう考えたほうが、しっくりきます。
円高で起きるのは「楽になる」ではなく「悪化が止まる」だけ
円高になったからといって、
スーパーの値段が元に戻るわけでもないし、
生活が急に楽になるわけでもありません。
せいぜい、
- 物価上昇のスピードが少し緩む
- これ以上の悪化が止まる
その程度だと思っています。
期待していた分、現実は少し地味です。
結論:給料への期待は、もうしない
今回の介入を見て、
一瞬でも期待してしまった自分は、たぶんおかしくない。
それだけ、生活が苦しくて、
「何か変わってほしい」と思っている人が多いということだと思います。
でも、結論としてはこうです。
給料に期待しない。
政府に期待しない。
自分の懐が良くなるという淡い期待は捨てる。
じゃあ、どうするのか。
もう、自力でなんとかするしかない。
収入源を分散する。
会社だけに依存しない。
小さくても、自分でコントロールできるものを持つ。
円安が解消されても、
人生が自動的に好転するわけじゃない。
だからこそ、
「為替」ではなく「自分の立ち位置」を変える。
そう腹をくくった方が、たぶん楽です。