会社脱出計画

会社脱出計画とはいいつつも──脱出が目的ではない。40代から考える働き方と備え

こんにちは、ふぉあぐらです。

このブログのタイトルや投稿の中には「会社脱出」という言葉をよく使っています。
ですが、改めてお伝えしておきたいのは、

私にとって「脱出すること」そのものがゴールではない、ということです。

むしろ「脱出を前提にどう備えていくか」というスタンスこそが、このブログ全体を貫くテーマになっています。


会社員のメリットは決して小さくない

まず事実として、会社員であることには大きなメリットがあります。


社会保険や厚生年金といった公的な制度は、個人事業主やフリーランスにとって非常にハードルが高い部分。

健康保険料や年金負担、さらには失業給付など、制度に守られているのは会社員の特権です。

「会社員は不自由だ」と語られることも多いですが、それでも社会的信用や生活の安定を考えれば、
まだまだ会社に所属していることには大きな意味があります。


だからこそ「会社にいられる状態であれば、それを継続してもいい」というのが、私の率直な考えです。


それでも脱出が必要になるとき

ただし、現代はいつ何が起こるかわからない時代です。
業績不振によるリストラや希望退職募集、突如の事業撤退。会社が沈む可能性はゼロではありません。

これは大げさな話ではなく、実際に多くの企業が「安泰」と言われていた数年後に大きなリストラを実施しています。会社に身を委ねきりにしていた人ほど、そこで苦しむことになる。
だから「泥船から脱出できる選択肢を持っておく」ことは、必須だと考えています。


泳ぐ力と新しい船をつくる力

ここで大事にしているのが比喩としての「船」と「泳ぐ力」です。

  • 今いる会社という船に乗りつつ、沈んだ時のために泳げる力(=スキルや体力)をつけておく
  • さらに救命ボート(=副業収入や投資などの収入源)を用意しておく
  • いずれは新しい船(=独立やフリーランスの働き方)を自分でつくれるようにしておく

こうした複数の備えを進めることが、私が「会社脱出計画」と呼んでいるものの本質です。


会社に依存しない準備の具体例

私自身が実践しているのは、次のようなことです。

  1. スキルを磨く
    本業のITスキルはもちろん、ブログや執筆、発信の習慣も強化しています。
    これは「泳ぐ力」を鍛えているイメージです。
  2. 金銭感覚を調整する
    収入が増えなくても、支出をコントロールできれば余裕は生まれます。
    固定費の見直しや飲酒・ラーメン制限など、小さな習慣の積み重ねが効いてきます。
  3. 投資で資産形成する
    NISAやS&P500投信、さらにはビットコインなど。
    リスクを分散しながら「救命ボート」となる資産を増やしています。

これらはすべて「沈没前提での備え」であり、安心して会社員を続けるための基盤でもあります。


沈没を前提にしたスタンスが心を軽くする

一番大事なのは、「沈むかもしれない」と前提を置くだけで、心が軽くなるということです。

沈まないと信じきると、万が一のときにパニックになります。
でも「沈むかも」と認識していれば、その瞬間が来ても落ち着いて動けます。

  • 収入源を分散しておく
  • スキルを磨いておく
  • 小さな習慣で体力を維持する

これらの準備が、自分の心の余裕を生みます。


脱出=ゴールではない

だから、私がブログで伝えたいのは「会社脱出=ゴール」ではなく、
**「会社が沈んでも大丈夫なように準備する」**ことの大切さです。

それは「逃げる」よりもむしろ「生き残る」ための戦略であり、
未来の自分や家族を守るための現実的な備えです。


まとめ

「会社脱出計画」という言葉は刺激的に聞こえるかもしれませんが、実際には「脱出」が目的ではなく、備えることそのものがテーマです。

  • 会社員のメリットは享受する
  • ただしリストラや沈没を前提に準備する
  • 泳ぐ力・救命ボート・新しい船をつくる力を持つ
  • 脱出ではなく、生き残る戦略を描く

これらを通じて、自分自身の心に余裕を持ち、どんな未来が来ても対応できるようになること。
それが私の「会社脱出計画」の本当の意味です。

今日も読んでいただきありがとうございました。

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