
こんにちは、ふぉあぐらです。
今日は「真面目に頑張っても報われなかった自分が気づいたこと」というテーマで書いてみます。
これは新卒時代からの苦い経験を振り返りつつ、今の自分だから言えることを整理した記事です。
新卒時代、真面目は美徳だと信じていた
社会人になったばかりの頃、私は「真面目であることこそ評価される」と信じていました。
上司や先輩に言われたことは素直に受け止め、残業も厭わず、頼まれれば自分のキャパを超えても引き受ける。
「頑張ればいつか報われる」という思いだけで走っていました。
しかし現実は違いました。
真面目さを逆手に取られて「どうせ断らないだろう」と仕事を押し付けられる。
一生懸命やればやるほど空回りし、周りからは「余計なことをするやつ」と見られる。
口答えをしないからこそ、いじめや陰口の標的にもなりました。
当時はそれでも「自分が至らないからだ」と思い込み、さらに真面目さを強化していました。
でも結果は同じ。疲弊するばかりで、誰も助けてはくれませんでした。
真面目だけでは人生はうまくいかない

今振り返ると、新卒時代の自分は「真面目」しか武器を持っていなかったのだと思います。
真面目にやることは確かに大事ですが、それだけでは不十分でした。
世の中には「したたかに立ち回る人」がいます。
要領よく振る舞い、自分の立場を守る人もいれば、上司に取り入ることが上手い人もいます。
若いころの私はそういう現実に気づけず、「真面目にやれば勝てる」と信じ続けてしまった。
それが一番の後悔です。
真面目を表に出すと、利用される
苦い経験から学んだのは、「真面目さは表に出すほど利用される」ということ。
「こいつは断らない」と思われれば、無限にタスクは降ってきます。
「こいつは正直者だ」と思われれば、標的にされやすくなる。
つまり、真面目は“心の中にだけ持っておく”くらいがちょうどいいのです。
外に見せるのは、要領の良さや、時にはしたたかさ。
真面目さは、自分の中での指針として持っておけば十分です。
全部受け止めると、自分を見失う
社会人を続けていくと、理不尽なことや報われないことは必ずあります。
それをすべて「自分が悪い」と受け止めてしまうと、自分を見失ってしまう。
私自身、新卒時代は「悪いのは全部自分」と思い込み、心身を削っていました。
でも本当は、環境や人間関係のせいで報われないこともある。
だから「全部自分が抱える必要はない」と気づけただけで、心が軽くなりました。
報われなかった日々の中で気づいたこと

長い時間をかけてようやく気づいたのは、
「真面目さは、外に見せるものではなく、内側で支えるもの」
ということでした。
・表に出せば利用される
・過信すれば空回りする
・人に期待されすぎれば潰れる
だからこそ、真面目さは「自分の中の軸」として残し、表には冷静さや柔軟さを出す。
そのバランスが、社会で生きるためには必要なのだと、今の自分は思います。
まとめ

「真面目に頑張れば報われる」という考え方は、残念ながら社会では通用しませんでした。
でもその経験があったからこそ、「真面目を出しすぎない」ことの大切さを学べた。
もし今、同じように「真面目にやっているのに報われない」と苦しんでいる人がいたら、声を大にして言いたいです。
「あなたのせいじゃない。真面目さを見せる場所を間違えているだけ」 と。
これからは、自分の真面目さを守りながら、したたかさも身につけていけばいい。
それが、報われない時代を生き抜くためのヒントだと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。