
こんにちは、ふぉあぐらです。
私は長い間、会社員として「真面目にコツコツ頑張れば報われる」と信じて働いてきました。
ですが現実は違いました。どれだけ残業して成果を出しても、評価は上がらない。
むしろ、要領よく世渡りする人間が出世していく。気づけば「真面目=損をする」という構造の中に自分が閉じ込められていたのです。
今回は、この「報われない構造」をどう乗り越えていくか、
そして私自身が会社脱出を視野に入れて動き始めた経験をもとに整理していきます。
1. 「真面目が報われない構造」の正体

まずは、この構造がなぜ生まれているのかを考えます。
- 世渡り上手が評価される
社内評価は必ずしも実力だけで決まりません。上司に気に入られる、立ち回りがうまい、責任を回避できる──こうした要素が昇進に直結します。 - 給与は上がっても地獄、上がらなくても地獄
給与が上がらなければ生活は苦しい。上がったとしても生活水準を上げたりローンを組めば、逆に縛られる。
社会保険料の負担も年々増加し、手取りはほとんど変わらない。 - 会社側も限界がある
社会保険料や年金負担が重くなり、企業が「社員に十分な給与を上げたくても上げられない」状況になっている。
つまり、「真面目に頑張る=昇給・安定」という構造そのものが、すでに崩壊しているのです。
2. 大手に行っても安心できない現実
「じゃあ大手に入れば安泰なのか?」と考える人もいます。
確かに福利厚生や給与水準は高いですが、そこにも影があります。
- 黒字でも希望退職が募られる
- 40〜50代がリストラ対象になる
- 終身雇用が崩れ始め、外に出る力を養わないままキャリアが終わる
つまり、大手に入っても「会社に依存するリスク」からは逃れられません。
一時的な高い給料をもらうことはできますが
その代償がないわけではありません。
3. 私が気づいた「脱出の必要性」
私自身も、これまで「会社に残ること」が安定だと思ってきました。
しかし実際には、
- トラブル対応の連続
- 人手不足と契約により残業が常態化
- 給与は上がらず、むしろ心身が削られていく
この現実を前にして「このままでは未来は変わらない」と強く感じました。
そして、会社に依存しない生き方を準備する必要があると気づいたのです。
4. 構造を乗り越えるために始めたこと

では、どうやって「報われない構造」を乗り越えるか。私が実践していることを紹介します。
(1) 固定費を減らす
給与が増えなくても、支出を下げることで「自由に使える余力」を作りました。
携帯は格安SIMに乗り換え、不要な保険も見直しました。
(2) 投資を始める
給与だけでは未来が作れないと感じ、NISAを活用して米国株インデックスを積み立て。
さらに日本株・ビットコインにも分散投資しています。
小さくても配当や値上がり益があることで、「会社以外からのお金の流れ」が生まれるのを実感しました。
(3) 副業・発信
ブログを立ち上げ、自分の体験や考えを発信。
すぐに大きな収益にはなりませんが、「会社の外で価値を提供できる場」を持てることが心の支えになっています。
(4) 習慣化
毎日のウォーキング、筋トレ、読書。小さな習慣が積み重なり、自分の軸を強くします。会社がどう変わろうと「自分を育てる習慣」は奪われません。
5. 「真面目」を武器に変える

ここまで読むと「真面目って損ばかり」と思われるかもしれません。
でも実は、真面目さこそが最大の武器です。
- 毎日の積み重ねができる
- コツコツ継続する力がある
- 誠実さが信頼につながる
会社の中では過小評価されても、外に出れば大きな価値になります。
真面目さを「会社に閉じ込める」のではなく、「自分の資産形成や副業」に活かすことで、ようやく報われる場が見えてきます。
6. 会社脱出の未来図
私の計画では、数年後に今のプロジェクトを離任し、その後はフリーランスとしての活動を想定しています。
もちろん不安はありますが、「会社一本に依存しない未来」を準備することで、心の自由が手に入ってきました。
大切なのは、
- 最悪のシナリオを想定して備えること
- 会社がどう変わっても生きていける土台を持つこと
この2つを意識するだけで、毎日の仕事に対する見方が変わります。
まとめ
「真面目に頑張っても報われない構造」は、誰のせいでもなく社会の仕組みそのものが生んでいるものです。だからこそ、そこから脱出するためには「会社依存を終わらせる」選択が必要です。
真面目さを自分の人生設計に使い、少しずつでも会社外の柱を作っていく。
これが、私が見つけた唯一の乗り越え方です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。