会社脱出計画

変化は突然やってくる──半年の猶予が一瞬で消えた現場から学んだこと

こんにちは、ふぉあぐらです。
今日は、少し真面目に仕事の現場で体験したことを書き残したいと思います。

それは「半年後に退任予定だった先輩が、突然来月末で退任することになった」という出来事でした。


半年の猶予が一瞬で消えた

最初に伝えられていた予定は「来年3月末での退任」。
だからこちらも、そのスケジュールを前提に引継ぎの準備を進めていました。

しかし、ある日突然「退任は来月末に変更」と知らされました。
わずか1か月。半年あったはずの引継ぎ期間が一瞬で消えたのです。

正直「は?」という感覚しかありませんでした。


引継ぎという資産を軽視する上層部

現場で仕事をしている人間にとって、引継ぎは単なる儀式ではありません。
これまで積み上げたノウハウを残し、次の担当者が安全に業務を継続できるようにするための“資産”です。

しかし、上層部の判断は違いました。
「人がいなくなっても、とりあえずつなぎを入れておけば大丈夫だろう」
そんな発想が透けて見えます。

結果として、現場の人間は不信感を抱き、安心して働けない状況になってしまう。
それが今回、私自身が痛感した現実です。


一人では抱えきれない現場

5年間この仕事を続けてきて、今回あらためて思ったことがあります。
それは「自分ひとりで全ての責任を抱えるのは無理だ」ということ。

保守の現場では、障害対応・定例業務・ユーザーからの問い合わせなど、同時並行でやるべきことが山ほどあります。
そこに人員の急な削減が加われば、誰かが潰れるのは時間の問題です。

一人で全てをこなせないことを「力不足」と感じてしまう瞬間もありますが、
冷静に考えればこれは個人の問題ではなく、体制の問題です。


変化は突然やってくる

今回の件で痛感したのは「変化は突然やってくる」という事実です。
半年先だと思っていたものが、たった1か月に短縮される。
そんな予想外のことは、現場にいる限り必ず起こります。

だからこそ、私たちにできるのは「いつでも動ける準備」をしておくこと。

・手順やノウハウを常に言語化しておくこと
・人に依存しすぎない仕組みを作ること
・そして、自分自身も次に進む準備を怠らないこと

これらを習慣化しておくことが、変化に振り回されないための唯一の手段だと思います。


不信感が積み重なるとき

今回の出来事をきっかけに「やっぱり自分ももっと早くに辞めよう」と強く感じるようになりました。
それは単なる感情的な怒りではなく、積み重なった不信感の結果です。

・突然の契約短縮
・引継ぎ軽視
・代わりの要員が短期のつなぎにすぎない

これらはすべて「現場の人を大事にしていない」というサインに他なりません。


学びとして残したいこと

今回の出来事から学んだのは、次の3つです。

  1. 変化は突然やってくる。 だからこそ、準備は常にしておく。
  2. 上層部は表面上の安定しか見ていない。 引継ぎという資産を過小評価しがち。
  3. 一人で全てを背負うのは無理。 体制に問題があるのに、自分を責めすぎてはいけない。

さいごに

今回の出来事は、怒りと不信感を抱かせるものでした。
しかし、同時に「自分のキャリアをどう選ぶか」を考える大きなきっかけにもなったと思います。

変化は突然やってきます。
だからこそ、常に準備をして、自分の人生を自分で選べるようにしていきたい。

それが、今回の経験を通じて私が強く感じたことです。


以上、ふぉあぐらでした。

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