
導入|「収入があれば何とかなる」は幻想だった
会社を辞めるとき、多くの人がまず考えるのは「お金」です。
貯金はいくらあるか、生活費は何ヶ月もつか、次の収入源はどうするか。
もちろんそれは大事です。
ただ、一度会社を離れた経験がある人ほど、こう感じるはずです。
詰む原因は、収入不足よりも「準備不足」だった
今回は、
会社を辞める前に整えておかないと、あとから静かに詰む
金融まわりの準備を、リスト形式で整理します。
① 生活防衛資金(これがないと判断を誤る)

まず最優先なのが、生活防衛資金です。
目安としてよく言われるのは、
- 生活費の6ヶ月分
- 不安が強い人は12ヶ月分
このお金の役割は「生活するため」ではありません。
- 焦らない
- 妥協しない
- 間違った選択をしない
ための精神的バッファです。
これがない状態で会社を辞めると、
ほぼ確実に判断を誤ります。
② 支払いの見える化(固定費を把握していないと詰む)
次にやるべきなのが、
毎月いくら出ていくのかを把握することです。
- 家賃
- 通信費
- サブスク
- 保険
- 税金
「だいたいこのくらい」では不十分で、
数字として把握しているかが重要です。
会社員のときは、
多少の無駄があっても給料で吸収できます。
しかし辞めた瞬間、
その余裕はなくなります。
③ 口座・証券会社の整理(動かせないお金が出てくる)
意外と盲点になるのが、
- 使っていない口座
- 放置している証券会社
- ログインが怪しいサービス
会社を辞めたあとにこれが発覚すると、
精神的にかなり削られます。
- ログインできない
- 書類が届かない
- 手続きが進まない
という「地味な詰み」が連続します。
元気なうちに、
自分が管理できる状態に戻しておくことが重要です。
④ 税金・社会保険の理解(あとから一気に来る)

会社員時代は、
税金も社会保険も「勝手に引かれている」状態でした。
辞めると、これが一気に自分事になります。
- 住民税
- 国民健康保険
- 国民年金
特に厄介なのが、
辞めたあとに請求が来る
という点です。
収入が減ったタイミングで請求されるので、
準備していないと本気で詰みます。
⑤ 信用があるうちに整えておくもの(名前だけ出す)
ここまで来て、
ようやく触れておきたいのが「信用」です。
会社員という立場は、
金融面では想像以上に強力な信用を持っています。
- 契約
- 支払い
- 各種サービス
これらはすべて、
会社員であることを前提にスムーズに動いている。
この信用をどう扱うかは、
非常に重要なテーマなので、
ここでは名前だけに留めます。
※この点については、別記事で詳しく扱います。
⑥ 「辞めたあと」を想定して一度シミュレーションする
おすすめなのは、
まだ会社員のうちに一度、
「今辞めたら、何が起きるか」
を紙に書き出してみることです。
- どこからお金が出ていくか
- どこが止まるか
- どこが面倒になるか
やってみると、
想像以上に「会社」に守られていたことに気づきます。
まとめ|詰む人は「準備していなかっただけ」
会社を辞めて詰む人の多くは、
能力が低いわけでも、努力が足りないわけでもありません。
ただ単に、
辞める前に整えておくべきことを
知らなかっただけ
です。
次の記事では、
この中でも特に見落とされがちな
「信用があるうちにやっておくべきこと」
について、もう一段深く掘り下げます。