
こんにちは、ふぉあぐらです。
今日は、「会社を辞める」のではなく、「会社を卒業する」という感覚で生きていくために、僕自身が感じていること、考えていることをまとめてみようと思います。
同じように40代を迎え、これからの人生をどう設計するかに悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
■ 2017年、中途で入社したこの会社に「怨み」はない
僕が今の会社に入ったのは2017年11月。もうすぐ丸8年になります。
給料は決して高くありません。
出世したいとか、役職に就きたいという野心も正直なところ一度も持ったことがありません。
それでも、特に不満を感じることはありませんでした。
むしろ、「自分のスキルや人生の立て直しを許してくれた場所」として、今の会社には感謝の気持ちが強いです。
実際、この会社に入ってから、生活も安定し、健康にも気を遣えるようになったし、精神的にも落ち着くようになりました。
だからこそ、ここを「辞めたい」ではなく「卒業したい」と思うようになったのです。
■ 社長は僕の人生に責任を取ってくれるわけではない
当たり前の話ですが、会社の社長や上司は、僕の人生に対して責任を持ってくれるわけではありません。
仕事を頑張っていても、急な配置転換や業績悪化で環境は簡単に変わるし、
どんなに尽くしても保証されるわけではない。
もちろん、組織で働く以上、そういう理不尽は織り込み済みです。
でも、そういった現実を受け入れるだけでいいのか?と考えるようになりました。
「会社にぶら下がるのではなく、自分の足で立てるようになることが必要だ」
そう思えるようになったのは、ある意味、今の会社で“安定を手に入れた”からかもしれません。
■ 2年後、卒業できるかどうかはまだわからない
僕は2027年3月末に、現在のプロジェクトを一度離れる予定です。
ただし、それが完全な「退職」になるかは、まだ決めていません。
再び別のプロジェクトで働く可能性もあるし、失業保険をもらいながらアルバイト生活をしてみるのもありかもしれない。
あるいは、準備が整えばフリーランスとして独立するという選択もあります。
でも、こうして選択肢を考えられるようになったのは、「卒業する」という意識を持てるようになったからです。
■ 「卒業」のために必要なのは、準備とスキル向上
いまの僕がやっていることは、とても地道です。
- ブログ記事の執筆
- noteでの継続的な発信
- X(旧Twitter)での交流と情報発信
- AI(ChatGPTなど)を活用したコンテンツ制作
- 本やYouTubeでのインプット
- 健康の維持(毎日の10kmウォーキング)
これらは、すぐに収入になるものばかりではありません。
でも、「会社以外でも自分の価値を提供できる力」を育てるために必要だと思っています。
「卒業」とは、次の場所に進む準備が整っているということ。
だからこそ、日々の習慣や小さな積み重ねが重要なのです。
■ インフレとAIで変わる社会。未来を見据えた行動を
今は、物価の上昇が止まりません。
給料が変わらない中で、生活コストだけが上がっていく──そんな現実を誰もが感じているのではないでしょうか。
さらに、AIがあらゆる業務を代替し始めている今、僕たち中堅層のポジションは確実に揺らいでいます。
- 経験だけに頼ることの危うさ
- 「いなくても回る」仕組みが整えられる恐怖
- 働き方そのものが変わる未来
そうした不確実な未来に備えるためにも、会社とは別の場所で立てる力が必要なのです。
■ 卒業とは「辞めること」ではなく「選択できること」
辞める=逃げる、と考える必要はありません。
卒業=次のステージに進む力をつけて、選択できる自分になること
会社を責めるでもなく、今の環境に怨みを持つでもなく、
感謝を持って「ありがとうございました」と言える自分になるために、
卒業という準備を少しずつ始めていきませんか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。