処世術・生き方の知恵

人はなぜ安全を選ぶのか|遺伝子レベルで刷り込まれた「変われない理由」

こんにちは、ふぉあぐらです。

今日は、人が今までとは違う行動をするうえで
最大級の足枷となっている要素について、お話ししてみようと思います。

テーマは「種の存続」です

人間に遺伝子的に組み込まれた二つの本能 🧬

人間には、生まれながらにして
強く組み込まれている本能がある。

ひとつは 承認欲求
もうひとつは 種の存続、つまり
危険なことを避けて生き延びようとする本能だ。

この二つは、性格でも教育でもなく、
もっと根深い「遺伝子レベル」の話。

だからこそ、人は無意識のうちに
安全を選び、安定を好む。

それは弱さではなく、
人間として正常な反応だと思っている。


森に生えたキノコを食べない理由 🍄

たとえば、森の中に
見たことのないキノコが生えていたとする。

現代の日本人であれば、
それを食べようとする人は
ほぼいないと思う。

もしそれが毒キノコだったら、
命に関わるからだ。

「知らないものは危険」
これは理屈ではなく、本能に近い。


誰かの犠牲がなければ、安全は分からなかった ⚠️

でも冷静に考えると、
そのキノコが食べられるかどうかは
最初から分かっていたわけではない。

誰かが実際に食べてみて、
無事だった、あるいは犠牲になった。

その積み重ねによって、
「これは安全」「これは危険」という
知識が残ってきた。

つまり、

食べようとした人 =
危険を恐れずに行動できた人。


この世界は「安定を選んだ人」でできている 👥

長い歴史の中で、
危険を冒した人も確かにいた。

でも、今生きている人類の多くは、
その挑戦を「見て学んだ側」だ。

食べずに済んだ人、
危険を避けた人、
安定を選んだ人。

この世界は、
そういう人たちの積み重ねで
できている。

だから、
安定を求める人が多いのは
当たり前だし、
おかしいことでもない。


安全を求めるのは、生きるためのセンサー 🔍

安全を選ぶ思考は、
単なる保守的な考え方ではない。

生き延びるために
遺伝子に刻まれた
センサーのようなものだと思っている。

行動できないのは、
意志が弱いからでも、
努力が足りないからでもない。

「危険を避けろ」という
見えないブレーキが
常にかかっているだけ。


だから投資は怖い 💰

この話をすると、
投資が怖い理由も
自然と見えてくる。

ビットコインはよく分からない。
株も値段が上下する。

一方で、
現金は分かりやすく、安全に見える。

人間の本能から考えれば、
「現金が一番安全」という感覚は
ごく自然なものだ。

変わらないもの、
見慣れたものを選びたくなるのは、
遺伝子がそうさせている。


行動すれば変わる、は本当か 🧱

よく
「行動すれば人生は変わる」
と言われる。

それ自体は間違っていない。

ただ、実際には
行動の前に立ちはだかる
見えない壁がある。

それが、
遺伝子レベルで刷り込まれた
安全志向だ。

この壁は、
根性論ではなかなか越えられない。


変わった人は、ある意味「変態」 🤖

それでも世の中には、
少数だが壁を越える人がいる。

周りから見れば、
少し変わった人、
ある意味「変態」に見える存在。

でも、
時代を動かしてきたのは
いつもそういう人たちだった。


今の時代は、変態レベルの変化が求められる 🌍

安定だけを選んでいれば
生きていけた時代は、
少しずつ終わりつつある。

完璧でなくていい。
大きく変わらなくてもいい。

ただ、
ほんの少しだけ
安全圏から足を出す。

今の時代は、
その「変態レベルの一歩」が
求められている気がしている。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

ふぉあぐら

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