副業・収入戦略

ビットコインをやめてNISAにした理由|40代が選んだ手堅い積立戦略

こんにちは、ふぉあぐらです。

今日は「ビットコインの積み立てをやめて、NISAでの積み立て投資に切り替えた理由」についてお話ししたいと思います。

かつての僕は、ビットコインやイーサリアムを毎月コツコツと積み立てていました。
2021年の熱狂的な高騰や、2022年の急落もリアルタイムで経験し、まさにジェットコースターのような価格変動の中で、投資における“刺激”と“期待”の両方を味わってきました。

ですが2025年、ふと立ち止まって考えるタイミングが訪れました。
結論から言うと、今ではその積立をやめ、NISA口座でのインデックス積立投資へと完全に移行しています。
※大幅下落のタイミングでのスポット購入は計画中。

では、なぜそのような判断をしたのか。
きっかけは小さな違和感からでした。


■ 資産の偏りに気づいた

ビットコイン・イーサリアムというのは、非常に将来性のあるアセットクラスだと今でも思っています。
ただし、その価格変動性(ボラティリティ)と“全資産に占める比率”を見たとき、明らかに偏っていると感じました。

気づけば自分の保有資産のうち、仮想通貨が3割近くを占めている。
資産形成としては、これはかなりハイリスクな状態です。

たしかにビットコインが数倍になる可能性もあります。
でも同時に、急落したときのダメージも大きすぎる。
一発逆転に賭ける投資が、自分の中で常態化していたことにハッとしました。


■ NISAという制度を“使いこなしていなかった”

2024年から新NISA制度が始まり、年間360万円という非課税枠が用意されています。

正直、それまで僕はNISAの枠を十分に活用できていませんでした。
というのも、ビットコインにばかり意識が向いていて、「どうせ税金払うことになっても、利幅が大きければOKでしょ」とどこかで思っていたからです。

でも冷静に考えると、NISAの“利益が非課税”という恩恵は非常に大きい。

S&P500や全世界株式にインデックスでコツコツ積み立てるだけでも、
10年後、20年後には大きな差が生まれるのは明らかです。

「税制優遇制度を使わずに仮想通貨だけにベットするって…もったいなさすぎる」
そんな風に思うようになりました。


■ ビットコインの値動きに“慣れてしまった”

皮肉な話ですが、ビットコインのような価格が激しく上下する資産に慣れてしまうと、
日経平均やS&P500の年10%の上昇なんて、地味に感じてしまいます(笑)

ですが、それが落とし穴でもあります。

“価格が動くからすごい”のではなく、
“着実に育っていく資産”のほうが、将来の安心感につながる。

これは、40代という年齢になったからこそ気づけたことかもしれません。

インデックス投資は確かに面白みは少ないかもしれない。
でも、**“地味こそ最強”**という言葉が、今ではとても腑に落ちています。


■ ビットコインは“夢を見たかった”自分の象徴だった

そもそもなぜ、僕がビットコインを積み立てていたのか。
一言で言えば、「人生を変えたかった」からです。

  • 仕事で報われなかった
  • 給料が上がらなかった
  • 副業もうまくいかなかった

そんな日常の中で、「もしビットコインが10倍になったら…」という希望に救われていた部分もありました。

でも、“一発逆転”に期待する投資は、長く続けるものではない。
逆にいえば、NISAに切り替えることは「今の自分を冷静に受け入れること」でもありました。


■ 仮想通貨はゼロではなく、“スパイス”として持ち続ける

ちなみに、ビットコイン・イーサリアムを完全に売却したわけではありません。
今でも一定量は保有しています。

ただし、積み立てはやめました。
リスク資産としての比率を見直しただけで、未来への可能性は信じています。

投資は「全部やるか、全部やらないか」ではなく、
**“自分の許容度と目的に応じて調整していくもの”**だと思うようになったのです。


■ おわりに|NISAは退屈。でも、退屈こそが資産を守る

最後にあらためてまとめると、

  • ビットコインは夢を見せてくれた
  • でもNISAは、人生を守ってくれる手段だと感じた
  • 40代になったからこそ、「攻める投資」から「守りと継続の投資」へ切り替えた

というのが、今回の結論です。

仮想通貨と出会っていなければ、投資の面白さも痛みも知らなかったと思います。
だからこそ、NISAに切り替えるという選択も、あの経験があってこそ決断できたこと

そしてこの選択が、10年後、20年後の自分を支えてくれると信じています。


ご覧いただき、ありがとうございました。
もし同じように「ビットコインか、NISAか」で迷っている方がいれば、
少しでも参考になればうれしいです。

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